身体の表現型が運動トレーニングなどの環境的な要因だけでなく遺伝因子によっても影響を受けていることが, 双生児や養子などを対象とした疫学的研究により以前から報告されている。また,身体の表現型に対する運動トレーニング の効果には大きな個体差が認められ,同じ環境下で同様のトレーニングを行なってもその効果は一定ではないことが従来から指摘されてきた。このような現象は,いわゆる「素質」や「体質」としてとらえられてきたが,効果的なトレーニングや運動処方の確立といった観点から,身体応答の個体差と遺伝的背景との関わりについて関心が向けられている。分子遺伝学研究の飛躍的な進歩に伴って,健康状態や運動能力に関連した表現型に対する遺伝因子の影響についてDNAレベルでの解析が開始されており,遺伝子上に存在する塩基配列の僅かな違い (遺伝的多様性)が環境因子に対する身体応答を媒介している可能性(遺伝子一環境相互作用)が示唆されております。
期間:25日間
目的:体脂肪の燃焼
内容:遺伝子解析に基づいた筋力トレーニングと有酸素運動
結果:
体重 98.3kg → 76.9kg
筋量 55.3kg → 53.6kg
脂肪量 36.9kg → 20.9kg
脂肪率 38.4% → 18.6%
遺伝子解析の結果
瞬発力に特化しており、代謝率が低く筋合成が高い為、
脂肪を燃焼させるのがかなり難しい体質であると言える
遺伝子解析をする事により体脂肪の燃焼に特化した
トレーニングが可能になった
今回のトレーニングで成果が大きかったのは
落としにくい内臓脂肪量が
VFA㎠(内臓脂肪面積)201㎠ → 134㎠
6.5kg → 3.7kgになったことが大きい
皮下脂肪に関していえば
30.9kg → 21.0kgと9.9kg落ちているが
3ヶ月間で内臓脂肪量が3.1kgの減量が
かなりの成果であると言える
遺伝子解析の特徴に特化したトレーニングで筋量を落とす事なく
内臓脂肪と皮下脂肪の燃焼を効率よく行う事が出来た
期間:25日間
目的:体脂肪の燃焼
内容:遺伝子解析に基づいた筋力トレーニングと有酸素運動
結果:
体重66.7kg → 61.7kg
筋量48.8kg → 48.6kg
脂肪量14.1kg → 9.5kg
脂肪率21.1% → 15.4%
遺伝子解析の結果
代謝率がかなり高く筋合成力が低いため、
筋肉ダメージを与えるトレーニングをしても
筋肥大が起こりにくく筋力アップのみ可能になった
体脂肪の燃焼に特化したトレーニングが可能になった
今回のトレーニングで成果が大きかったのは
落としにくい内臓脂肪量が短期間で
VFA㎠(内臓脂肪面積)110㎠ → 83㎠
2.0kg → 1.2kgになったことが大きい
皮下脂肪に関していえば
12.1kg → 8.3kgと3.8kg落ちているが
25日間で内臓脂肪量が0.8kgの減量が
かなり特殊であると言える